3月の法語

問題は、人の価値を試すもの

 

プラティープ・ウンソンタム・秦さんの母親は、プラティープさんに、「問題があった時、三つの道がある。逃げるか、妥協するか、闘うか。問題は人の価値を試すものなのよ。」と言って育てたそうです。 プラティープさんは、一九五二年にタイのスラムに生まれ、六歳の頃から路上で物売りとして働き始めました。彼女は『教育こそが生活を大きく変える原動力になる』と確信し、一九六八年、姉と共に両親たちが働きに出ている間に子どもたちを預かって教えることを始めました。親たちからは文房具代として一日に今の十円にあたる一バーツを出してもらったので、住民たちは「一日一バーツ学校」と呼びました。

こうした活動が世に認められて得た報奨金を投じて財団を設立し、スラムの子どもたちに教育を受けさせることを目的に、さらに活動をスタートしました。また、彼女は、将来どんな問題が起きてもスラムの人々が自分達の力で取り組んでいけるように、住民委員会を設置するよう住民に呼びかけました。

このように彼女は、スラム住民が生活向上のために互いに協力し発展していけるように、いつでも問題と向かい合い、多くの活動を行ってきました。

彼女の母親の「問題があった時……闘う」という教えが、プラティープさんをこのように育てました。「逃げるか、妥協する」方向で動いていたら、このような人生を送っていなかったでしょう。どこまでも真正面から取り組んで、闘っていくところに、人間の価値があることを母親は教え、彼女は実行しました。

皆さんも、真正面から問題に向き合う姿勢を持ち続けましょう。

出典 東九州龍谷高等学校 宗教教育係

 

 

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