4月の法語

「自分探し」に惑わされない

 

「自分探し」という言葉は、いつごろから使われだしたのでしょうか。

この言葉には、「今の自分は本当の自分ではない」という焦りに似た思いと、「どこかにもっと素晴らしい本当の自分があるはずだ」という願望とが込められているのではないかと感じます。

しかし、探して見つかるような「自分」が、今の自分の他にあるのでしょうか。「自分」とは、何かに取り組んで成長し、人生を充実させていく過程そのものではないかと思います。焦って「今」を否定したり、「今」以外のどこかに「自分」を探して迷うより、「今」にしっかりと向き合うことが大切なのです。

「自分探し」という言葉が出てきた理由は、社会や親から「自分らしさを持て」「自分の個性を出せ」と言われ続け、そうしたプレッシャーになんとか応えなければとする若い人の反応なのかもしれません。

「自分」などというものは常に流動的で、今の自分はこうだと言えても、次の日はまた違った面が出てきてもおかしくありません。「自分はこうだ」とあまり固定的にとらえず、また、「自分探し」などという言葉に影響されずに生きたほうが良いように思います。

出典 『人生は価値ある一瞬』大谷光真 より

 

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