8月の法語

「今日しかない」今日が目的の一日を生きよう

 

我々の思考では明るい未来に向け、明日こそ、来月こそ、来年こそと未来に「幸せ」や「満足の世界」が得られるだろうと期待して頑張り、努力します。しかし、この考え方には問題点があるのです。
一つは未来に「幸せ」を目指せば目指すほど、「今」は「未来の幸せ」より相対的に「幸せではない」ということになります。二つは「明日こそ幸せになるぞ、明日こそ幸せになるぞ」と死ぬまで幸せになる準備ばかりで終わってしまわないかです。三つは将来の「幸せ」が目的で、今日はそのための準備の位置(手段・方法・道具)になるのです。後で考えると手段・道具のような一日は「使い捨ての一日だった」となってしまいます。
哲学者フィヒテのいう「真に生きる」状態になるためには、知足(満ち足りた、足るを知る)の一日になることが大事なのです。そのためには手段、方法ではなく、目的であるような一日を過ごすことが必要なのです。今日が目的のような生き方、受け取りをするためには、過去と今日の間を区切り、今日と未来を区切ることが大切です。仏の無分別知の智慧は、過去から未来への時間の中で「今日しかない」と今日が目的の一日のような生き方になるように導いてくれるのです。

出典 『今を生きる』田畑正久 より

 

  東龍アルバム みらいをつくる・ひとをそだてる 東九州短気大学 東九州短期大学附属幼稚園 hoikuen

 
Copyright (C)2013 東九州龍谷高等学校. All Rights Reserved.