
変革の時、 新たなる東九州龍谷高等学校がスタートします。
学校法人扇城学園理事長 梅高賢正
高度情報化・国際化・科学技術の発展や環境問題など、社会がますます複雑な様相を見せている今日、いのちの尊厳を揺るがすような難しい課題に私たちは直面しています。教育の分野においても、青少年の心の問題や学力低下の問題等が社会問題として取り上げられています。 本校は明治32(1899)年に創立して以来、120年の永きにわたり、仏教なかでも親鸞聖人のみ教えとその精神を教育の基本理念として、全てのいのちを大切にする思いやりの心を育み、報恩感謝の念に富み、教養あふれる情操豊かな人間の育成に努めてまいりました。 本校では、一人ひとりの個性を伸ばす3つの学科(普通科・食物科・衛生看護科)を開設しております。いずれの学科も急速に変革のすすむ社会の各分野で活躍する人材を育成していくという役割を担っており、夢を実現するための力を育てる独自のカリキュラムを整えております。平成20年度より、普通科特別進学コースの内容をさらに充実させ、俊英・有為の生徒の育成に力を注いでまいります。国公立大学・難関私立大学への進学を目指す生徒が、より良い学習環境のもとで勉学に励むことができるよう設備を新たに整え、教育内容を深化させてまいります。 普通科・食物科・衛生看護科ともに、智育・徳育・体育の調和のとれた教育を目指し、建学の精神である「真実を求め真実に生きん」のもと、全教職員で一人ひとりの生徒の教育に取り組んでおります。また、「文武両道」が創立以来の校風であり、1時間の「授業」や日々の「練習」を大事にすることを通して、一人ひとりの生徒がそれぞれの夢をかなえようと、活き活きとして有意義な高校生活を過ごしております。
校長挨拶
学校長 宇都宮 俊一
本校は、「真実を求め、真実に生きん」とした親鸞聖人のみ教えを建学の精神とし、「心の教育」と「確かな学力の向上」に力を注いできました。社会全体が急速に変化している中、これからの時代を生き抜く人に求められる学力は、基礎・基本をしっかりと習得した上でそれらを活用する力、論理的に考え抜き、自分の可能性を追求し、夢を語ることができる力です。報恩感謝の気持ちや、すべてのいのちを大切にする思いやりの心と学力をバランスよく育み、温和で知性に溢れた心豊かな生徒の育成に努めています。本校では、普通科(特別進学コース・普通コース平成30年度より総合選択コースに改編)、食物科、衛生看護科の3科を設置し、個々のニーズにあった選択科目を多く取り入れたカリキュラムにより、夢の実現にむけて、積極的に援助できるようきめ細かな「学習指導」をおこないます。本校独自の学校行事は、心のステージを高める事ができ、部活動・同好会活動では、心身の鍛錬を積み重ね、芯のある自己を確立するとともに信念を持って物事に立ち向かう力が養われます。
みなさんの未来への道は可能性に満ち溢れています。夢を描き、「こんな仕事に就き、こんな生き方をしたい」という目標を語れる高校生になってください。本校で学ぶみなさんが、人生を豊かに切り開いていける人になるために、智慧と慈悲を心の灯としながら立派に成長されることを願っています。
「和 顔 愛 語」
「温和な表情で優しい言葉がでてくる」と、
その人の周りは、いつもあたたかく、思い
やりに満たされます。
沿革
1899年から1世紀以上続く教育の伝統がここにある
明治32年2月 | 梅高秀山師が旧中津城内に扇城女学校創立。 |
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大正11年9月 | 現在の中津市中殿町527番地に移転。 |
大正12年3月 | 扇城高等女学校となる。 |
昭和23年5月 | 扇城高等学校となる。 |
昭和26年3月 | 学校法人扇城学園となる。 |
昭和42年4月 | 中津女子短期大学創立。(現:東九州短期大学) |
昭和44年3月 | 高校に食物科を設置し調理師養成指定を受ける。 |
昭和53年4月 | 高校に衛生看護科を設置。准看護学校指定を受ける。 |
昭和62年 | バレーボール部 第18回春の高校バレー選抜優勝大会・インターハイ・ 国民体育大会優勝。史上初の三冠達成! |
平成6年4月 | 家政科を生活文化科に名称を変更する。 |
平成4年 | バレーボール部 第47回国民体育大会優勝。 |
平成8年 | バレーボール部 インターハイ・国民体育大会優勝。二冠達成! |
平成9年4月 | 男女共学となり、高校名を「東九州龍谷高校」に変更する。 |
平成11年10月 | 創立100周年記念式典。 |
平成18年3月 | バレーボール部第37回春の高校バレー選抜優勝大会優勝。 |
平成19年3月 | バレーボール部第38回春の高校バレー選抜優勝大会準優勝。 |
平成20年3月 | バレーボール部第39回春の高校バレー選抜優勝大会優勝。 |
平成21年3月 | バレーボール部第40回春の高校バレー選抜優勝大会優勝。 |
平成21年8月 | バレーボール部インターハイ優勝。 |
平成21年10月 | バレーボール部第64回国民体育大会優勝。三冠達成! |
平成21年11月 | 創立110周年記念式典。 |
平成22年3月 | バレーボール部第41回春の高校バレー選抜優勝大会優勝。 春高バレー史上初の女子三連覇達成! |
平成23年1月 | バレーボール部第63回全日本バレーボール高等学校選手権大会優勝。(三連覇、春高バレーとしては四連覇達成) |
平成23年8月 | バレーボール部インターハイ優勝。 |
平成24年1月 | バレーボール部第64回全日本高等学校選手権大会優勝。(四連覇、春高バレーとしては五連覇達成) |
平成24年11月 | 至誠館完成。 |
平成25年8月 | バレーボール部インターハイ優勝。(全国優勝通算17回となる。) |
平成26年7月 | 記念会堂取壊。 |
平成27年8月 | 体育館完成。 |
平成29年8月 | バレーボール部インターハイ優勝。(全国優勝通算18回となる) |
令和元年11月 | 創立120周年式典 |
令和2年1月 | バレーボール部第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会優勝(全国優勝通算19回となる) |
建学の精神
「真実を求め真実に生きん」
親鸞聖人の「真実を求め、真実に生きん」を建学の精神として、教育基本法、学校教育に則り、高等普通教育及び専門教育を施し、報恩感謝の念に富む温和で知性と教養ある情操豊かな人格の育成に努める。
教育目標
●すべてのいのちを大切にする「平等」の精神、真実を求め真実に生きる「自立」の精神、常にわが身をかえりみる「内省」の精神、生かされていることへの「感謝」の精神、人類の対話と共存を願う「平和」の精神に基づき、生命を大切にする受容、共生、そして個を尊重する教育をめざす。
●国際化、情報化、少子高齢化、科学技術の発展や環境問題などの社会状況の変化に柔軟に対応できる個性的・創造的な人材の育成を図るとともに、思いやりや社会性、倫理観、正義感等の豊かな人間性の育成を重視した教育の充実をめざす。
- 豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人としての自覚を育成する。
- 自ら学び、自ら考える力を育成する。
- 基礎・基本の確実な定着を図り、個性を生かす教育を充実する。
- 創意工夫を生かし特色ある教育、特色ある学校づくりを進める。