東龍 九州総体4連覇!
アジアジュニア選手権 金メダル獲得!
第71回全九州高等学校体育大会バレーボール競技大会が長崎県佐世保市東部スポーツ広場体育館にて、6月15日~17日の日程で開催された。今大会は、アジアジュニア選手権(U-19)へ平山・合屋・園田・荒木が出場しているため、主力を4名欠いた状態での参加となった。
東龍は第1シードのため、決勝トーナメントの準々決勝からの登場となった。準々決勝は誠修高校(福岡県第1代表)と対戦し、大会初スタメンの選手が多くいるため序盤は硬さが見られたが、徐々に自分たちのリズムを作ることができ2-0のストレートで勝利した。続く準決勝は創成館高校(長崎県第2代表)と対戦し、危なげなくここも2-0のストレートで勝利した。決勝戦は、地元佐世保市の九州文化学園(長崎県第1代表)との対戦となった。初めての決勝の舞台に立つ選手が多いため、お見合いやジャッジミスなど硬さの目立つ立ち上がりとなったが、両レフトの梅津(3年)と室岡(1年)が頑張りを見せ、何とか食らいついていった。1セット目終盤には18-23と後がない状況になったが、そこから東龍自慢の終盤での粘りを見せ24-24のデュースに持ち込んだ。勢いにのった東龍は、そこからスーパー1年生室岡がスパイクを決めると、初スタメンのセンター原(3年)が最後に相手エースを1枚でシャットアウトし26-24の大逆転で1セット目を先取した。続く2セット目は、終始一進一退の攻防が続き終盤までもつれる展開となったが、最後に小さなミスが出てしまい、22-25でこのセットを落とした。最終3セット目は、スタートから東龍が走り、ここも初スタメンのセンター岡部(2年)が豪快なダイレクトスパイクを相手コートにたたきつけたり、ライト後藤(2年)、リベロ吉田(2年)の好レシーブから、普段レギュラーチームではピンチサーバーとしての出場機会の多いセッター古賀(3年)が丁寧なトスワークを見せたりと、好プレーが続き13-6と一気に点差を広げた。チェンジコートをした後も選手全員が自分の役割を徹底して守り、最後まで集中力を切らさずにプレーを続け、25-14という大差をつけ勝利した。この結果、4年連続13回目の優勝を果たした。中でも、レフト梅津の豪快なスパイクと1年生ながら大活躍した室岡の身長161㎝と小柄ながらも豊富なジャンプ力から繰り出される切れ味鋭いスパイクは観客の度肝を抜いていました。
また、アジアジュニア選手権(U-19)では、昨年エースの中川美柚(久光製薬スプリングス)がキャプテンをし、昨年リベロでチームキャプテンをしていた西村弥菜美(岡山シーガルズ)と、本校から平山詩嫣・合屋咲希・園田風音(3年)荒木彩花(2年)が選出され、登録メンバー12名中6名が東龍というメンバーで、来年度の世界ジュニア選手権の代表権をかけてベトナムのバクニンで全日本代表として大会に臨みました。6月10日~17日という長丁場で過酷な環境の中でも、中川・平山・園田・荒木がスタメンに名を連ね、西村・合屋も各試合に途中出場するなど、東龍出身選手が大車輪の活躍を見せました。その結果、大会を通じて失セットゼロでアジアチャンピオンに輝くという快挙を成し遂げました。個人賞では、セッターの園田風音がベストセッター賞とMVP(最優秀選手賞)に輝きました。
日頃から切磋琢磨し練習に励んできた仲間同士で、お互いを刺激しあいながら、九州大会優勝とアジアチャンピオンを獲得しました。この経験を大きな財産として夏のインターハイ連覇に向けて、さらにチーム一丸となり精進していきたいと思います。今後とも熱い応援をよろしくお願い致します。
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