東龍!魂のバレーで王座奪還!
1月5日~12日の日程で「第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春の高校バレー)」が東京都調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで開催された。東龍は第3シードのため2回戦からの登場となった。2回戦川崎橘、3回戦松山東雲と順調にストレートで勝利すると準々決勝では誠英と対戦した。東京都第1代表の文京学院大女を破り勢いのあるチームだったが、終始落ち着いた試合運びを見せストレート勝利し、3年連続でセンターコート進出を決めた。11日に行われた準決勝では2018年、2019年と2年連続で決勝で敗れている金蘭会と対戦した。1セット目は、キャプテン荒木のサービスエースや2年生エース室岡の活躍もあり25-17で先取した。しかし続く2・3セット目は全日本代表にも選出されている金蘭会エース宮部の強打に屈し、セットカウント1-2と逆転されてしまう。後がない4セット目は序盤より一進一退の攻防が続いたが、リベロ吉田が足を使って返球するなどスーパープレーも飛び出し、25-21で取り返しセットカウント2-2のタイに持ち込み勝負は最終第5セットに突入した。第5セットは出だし1-4とリードを許すが、そこからエース室岡やライト佐村の強打で応戦すると、苦労人のセンター佐藤や1年生レフトの折立のブロックが飛び出し逆転に成功した。最後は相手が反則を犯し15-8のセットカウント3-2で金蘭会に雪辱を果たした。決勝戦は古川学園と対戦した。序盤から相手エースのキューバからの留学生メリーサの強打をリベロ吉田やレシーバーの新改栞南が身を挺して拾うと、終始安定したトス回しを見せた1年生セッターの新改星南からのトスを室岡、佐村、折立とスパイカー陣が切れ味鋭いスパイクで相手守備陣を粉砕していった。また、要所をピンチサーバーの3年生後藤や黒岩がしっかりと仕事をしてチームに勢いをつけた。終わってみれば、25-16、25-15、25-22のストレートで圧勝することができた。この結果、春の高校バレーでは8年ぶり7回目※大会最多の優勝を果たし、東龍バレー部は通算19度目の全国制覇を達成した。
優秀選手には荒木彩花(3年)室岡莉乃(2年)、ベストリベロには吉田鈴奈(3年)、最優秀選手には室岡莉乃(2年)が選ばれた。
春の高校バレー優勝、国体準優勝、インターハイベスト8と3年生は素晴らしい結果を残してくれました。今後もこの結果はよい自信として、新チームも日本一を目指しチーム一丸となり日々精進していきますので、今後とも応援のほどよろしくお願い致します。
また、1月25日26日の日程で、大分県新人バレーボール大会が大分商業高校で行われます。お時間のある方は、ぜひ会場にお越しいただきご声援のほどよろしくお願いいたします。
結果
2回戦 東龍2(25-15・25-22)0川崎橘(神奈川)
3回戦 東龍2(25-19・25-10)0松山東雲(愛媛)
準々決勝 東龍2(25-20・25-16)0誠英(山口)
準決勝 東龍3(25-17・23-25・17-25・25-21・15-8)2金蘭会(大阪)
決勝 東龍3(25-16・25-15・25-22)0古川学園(宮城)