学校法人扇城学園理事長 梅高賢正
明治32(1899)年に設立された扇城学園は、爾来123年にわたり浄土真宗の開祖親鸞聖人のみ教えを建学の精神として、人間教育、「こころの教育」を施してまいりました。
近年は、高度情報化・国際化が進み、科学技術が著しく発展する一方で、環境問題など多くの社会問題が山積しています。その中で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、私たちの生活様式も変わってしまいました。マスクの着用や手指消毒、三密を避けること等は日常化しました。また、学校教育も多くの行事が中止や規模縮小となるなど、大きな影響を受けました。
東九州龍谷高等学校は感染防止対策をとりながら、ウィズコロナ、アフターコロナに備え、このような時代だからこそ、人と人との心の結びつきを大切にする教育に邁進したいと考えています。
また、本校は、3つの学科(普通科・食物科・衛生看護科)と2つのコース(普通科特別進学コース、普通科総合選択コース)を開設し、更に総合選択コースは、2年次より希望する進路に沿った系に分け、個性を伸ばす教育に力を入れています。
浄土真宗の本尊である阿弥陀如来は菩薩であった時に「生きとし生けるものすべてを救う」という誓願を建てられました。本校はその多いなる慈悲のこころを学び、一人ひとりを大切にする学校です。
そして、その実践として2015年国際連合において全会一致で採択された持続可能な開発目標SDGsに賛同し、2020年6月に学校法人扇城学園SDGs宣言を発表しました。「生きとし生けるものすべてを救う」仏教の心でSDGsに取り組む「仏教×SDGs」活動にも力を入れていきたいと思います。「誰一人取り残さない」というSDGsの理念を「一人ひとりを大切にする」学校で一緒に学びませんか。
校長挨拶
東九州龍谷高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
平素から、本校に対して温かいご支援をいただき厚く御礼申し上げます。 本校は、「真実を求め、真実に生きん」とした親鸞聖人の「み教え」を建学の精神とし、報恩感謝といのちを大切にする「宗教的情操教育」を不易の教育方針としています。百有余年の歴史と伝統に育まれて、学習活動と部活動等にバランスよく取り組み、温和で知性に溢れた心豊かな生徒の育成に努めています。加えて、「自ら学び、自ら考えること」や「SDGsに関連した持続可能な取組」に重点を置いて、教職員と生徒が一体となった「チーム東龍」としての取組を推進しています。 普通科(特別進学コース・総合選択コース)、食物科、衛生看護科の3科を設置し、個々のニーズにあった選択科目を取り入れたカリキュラムにより、夢の実現に向け、きめ細かな学習指導をおこなっています。学校行事は生徒の主体的な活動によって創り上げられ、部活動では心身の鍛錬を積み重ねて芯のある自己を確立するとともに、信念を持って挑戦を続けています。 |
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教職員は、使命、情熱、専門性、連携に裏付けされた「本気」の指導で文武両面の目標達成に向けて「チーム東龍」の更なる躍進をめざします。生徒の皆さんも「チーム東龍」の一員として、本気で学校生活に臨み、人生を豊かに切り拓くことのできる人に成長してください。
保護者や地域の皆様、同窓生各位には、本校の教育方針をご理解のうえ、一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 |
学校長 井上倫明 |
沿革
1899年から1世紀以上続く教育の伝統がここにある
明治32年2月 | 梅高秀山師が旧中津城内に扇城女学校創立。 |
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大正11年9月 | 現在の中津市中殿町527番地に移転。 |
大正12年3月 | 扇城高等女学校となる。 |
昭和23年5月 | 扇城高等学校となる。 |
昭和26年3月 | 学校法人扇城学園となる。 |
昭和42年4月 | 中津女子短期大学創立。(現:東九州短期大学) |
昭和44年3月 | 高校に食物科を設置し調理師養成指定を受ける。 |
昭和53年4月 | 高校に衛生看護科を設置。准看護学校指定を受ける。 |
昭和62年 | バレーボール部 第18回春の高校バレー選抜優勝大会・インターハイ・ 国民体育大会優勝。史上初の三冠達成! |
平成6年4月 | 家政科を生活文化科に名称を変更する。 |
平成4年 | バレーボール部 第47回国民体育大会優勝。 |
平成8年 | バレーボール部 インターハイ・国民体育大会優勝。二冠達成! |
平成9年4月 | 男女共学となり、高校名を「東九州龍谷高校」に変更する。 |
平成11年10月 | 創立100周年記念式典。 |
平成18年3月 | バレーボール部第37回春の高校バレー選抜優勝大会優勝。 |
平成19年3月 | バレーボール部第38回春の高校バレー選抜優勝大会準優勝。 |
平成20年3月 | バレーボール部第39回春の高校バレー選抜優勝大会優勝。 |
平成21年3月 | バレーボール部第40回春の高校バレー選抜優勝大会優勝。 |
平成21年8月 | バレーボール部インターハイ優勝。 |
平成21年10月 | バレーボール部第64回国民体育大会優勝。三冠達成! |
平成21年11月 | 創立110周年記念式典。 |
平成22年3月 | バレーボール部第41回春の高校バレー選抜優勝大会優勝。 春高バレー史上初の女子三連覇達成! |
平成23年1月 | バレーボール部第63回全日本バレーボール高等学校選手権大会優勝。(三連覇、春高バレーとしては四連覇達成) |
平成23年8月 | バレーボール部インターハイ優勝。 |
平成24年1月 | バレーボール部第64回全日本高等学校選手権大会優勝。(四連覇、春高バレーとしては五連覇達成) |
平成24年11月 | 至誠館完成。 |
平成25年8月 | バレーボール部インターハイ優勝。(全国優勝通算17回となる。) |
平成26年7月 | 記念会堂取壊。 |
平成27年8月 | 体育館完成。 |
平成29年8月 | バレーボール部インターハイ優勝。(全国優勝通算18回となる) |
令和元年11月 | 創立120周年式典 |
令和2年1月 | バレーボール部第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会優勝(全国優勝通算19回となる) |
建学の精神
「真実を求め真実に生きん」
親鸞聖人の「真実を求め、真実に生きん」を建学の精神として、教育基本法、学校教育に則り、高等普通教育及び専門教育を施し、報恩感謝の念に富む温和で知性と教養ある情操豊かな人格の育成に努める。
教育目標
●すべてのいのちを大切にする「平等」の精神、真実を求め真実に生きる「自立」の精神、常にわが身をかえりみる「内省」の精神、生かされていることへの「感謝」の精神、人類の対話と共存を願う「平和」の精神に基づき、生命を大切にする受容、共生、そして個を尊重する教育をめざす。
●国際化、情報化、少子高齢化、科学技術の発展や環境問題などの社会状況の変化に柔軟に対応できる個性的・創造的な人材の育成を図るとともに、思いやりや社会性、倫理観、正義感等の豊かな人間性の育成を重視した教育の充実をめざす。
- 豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人としての自覚を育成する。
- 自ら学び、自ら考える力を育成する。
- 基礎・基本の確実な定着を図り、個性を生かす教育を充実する。
- 創意工夫を生かし特色ある教育、特色ある学校づくりを進める。