5・6・7月みのりの会

5月13日(月)に「花まつり・宗祖降誕会」を行いました。

ご講師は、照雲寺 松嶋智譲師でした。

大正時代に活躍した九条武子さんのお話をしてくださいました。彼女は、震災孤児等を養育する「六華園」という名の施設を作りました。そこでは何度も警察に補導される少女がいました。警察からは少女を引き取り処置を行いたいとの申し出があったのですが、九条武子さんは阿弥陀様は決して私をお捨てにならないように、私たちもその子を見捨てずに育てると決めました。いつしかその少女は非行は無くなり、人生を大切に生きる人となったそうです。

生徒に何が起きようとも阿弥陀様は私たちを見捨てないので、人生を大切に生きてほしいと伝えてくださいました。

6月のみのりの会は、6月10日(月)に行われました。

ご講師は、教円寺 佐藤唯英師でした。

「3月に雨が降る理由は春に花を咲かせるためである。」

このことを知っていれば嫌な雨でも、受け止め方は変わってくる。私たちはどうしても自分の物差しで物事を見てしまう。自己中心的な私は変われないけれど、自己中心的な私であることを知り、受け止める。すると、様々なことが見えてくると伝えてくださいました。

 

また、教員による三分感話は木村維幸先生が担当でした。

「Good morning!」という挨拶から、英語で世界中の人とコミュニケーションがとれる素晴らしさや、アメリカの歴史について少し話された後、「こういった話に興味を持つ人もいれば、無関心な人もいる。いつどこで何が自分の興味関心をひくのか気づくのは人それぞれだから、日々の学校生活を前向きに受けて、きっかけを見つけてほしい」と話されました。

 

7月のみのりの会は、7月8日(月)に行われました。

ご講師は、円光寺 嶋津教信師でした。

高校時代の体験談をお話しくださいました。所属していた野球部の練習は夜遅くまでありました。そのせいか授業中、居眠りしたり、予習復習をしていませんでした。故に先生に怒られる毎日でした。3年生の頃、いつものように予習をしていませんでした。怒られると思ったのですが先生は「予習復習を一切しなくても、授業でしっかり理解させる」と仰ったのです。いつも先生は私を変えようと注意してくださったのですが、先生が変わると仰ったのです。そのお言葉は「必ず衆生を救う仏になる」と誓われた仏様と同じようでした。どんな生徒でも手を差し伸べる先生のお言葉は何十年経っても忘れないそうです。

また、教員による三分感話は鳴歩美先生が担当でした。

本校の卒業生でもある鳴先生は、「周りへの感謝の気持ちをもつことを大切にし、いつか恩返しができるように頑張っている」「自分の生活がどれだけの人に支えられているのかを考えて毎日を過ごしてほしい」と話され、「私もまだまだ成長できるように頑張ります!」と、後輩でもある生徒たちにメッセージをおくりました。