3月12日(火)、みのりの会を行いました。
今月のご講師は、中津市成満寺 松田政隆師です。
第二次世界大戦にて、戦死した部隊長の話をしてくださいました。
部隊長が最後に家族へ送った手紙は白紙でした。今回の手紙が生前最後の便であると知った部隊長は、他の隊員に筆を譲り、筆が自分に回ってきた時は手紙を提出する時間でした。戦後、隊員が部隊長の家族に白紙の理由を伝えると、息子の思いを知り、涙を流したそうです。
手紙には何も書かれていないけれど、手紙には気持ちが溢れている。
そして「南無阿弥陀仏」の言葉はわずか6字であるけれど、仏様のありったけの気持ちが込められているとお話しくださいました。
また、今月の教員による三分感話は五十川祐樹先生が担当でした。
以前担任を受け持ったクラスが球技大会を通して、クラスメイトとの向き合い方を学んでいて、改めて生徒たちの力を感じたというお話から、「宗門校という場で、私たち教員も含めて、人として大事な部分を学ばせてもらっているのではないでしょうか。きっかけはどこかに必ずあります。明日の球技大会を良い時間にしてください。」と話されました。