東九州龍谷高校では、総合学習の一環として、龍谷アドバンスト・プロジェクトに取り組んでいます。本年度は特進コースより、「仏教」「法学」の2部門2グループが書類審査を通過し、京都での研修に参加し、この度、「仏教」部門で東九州龍谷高校で初となる優秀賞を受賞することができました。
〜仏教〜
テーマ「なぜ自殺をしてはいけないのか?」
全国的に自殺率は減っているのに、なぜか若年層の自殺だけは増えてる。そこに垣間見える違和感を、当事者とその周囲の人間での自殺についての意識の違いに注目して分析。そして、支援者としての立場から自殺を考える人たちのストレスへの自覚の有無に着目しつつ、どう関わっていけばよいのかを考えました。
〜法学〜
テーマ「監督義務者責任の有無についての考察」
超高齢化社会へと突入する昨今、裁判で判決を行う上では今まで以上に複雑な状況を踏まえなければならない時代となった。今回は認知症老人男性の鉄道事故裁判を事例として研究し、監督義務者責任の有無について民法714条の被害者救済の観点を踏まえたうえで、どんな判決が妥当であるのかについて考察を行いました。
〜龍谷総合アドバンスト・プロジェクトとは?〜
建学の精神を同じくする龍谷総合学園加盟の高等学校および大学が連携し、大学で展開される教育内容の一端を基礎に、高校生の主体的な課題探求型の学習活動であり、今年度で10年目を迎えました。
大学側から提供されたe-Learning授業教材から、高校生が1つの教育テーマに関する基本を習得し、さらに生徒が主体的に課題に取り組んだ成果を、各校の参加生徒が集まる交流学習においてプレゼンテーションを行うコンテスト形式で開催されています。